はじめに
大阪府では、平成21年夏に高槻市で初めて被害が確認され、島本町、吹田市、交野市・枚方市等に被害が拡大し,年々南下の傾向が見られます。
この「ナラ枯れ」は、体長5mmほどの甲虫カシノナガキクイムシ(略称カシナガ)が媒介する病原菌(カビの一種)によって、ナラ類(コナラ・ミズナラなど)が集団枯死する現象を言います。
「ナラ枯れ」の原因
ナラ類が集団で枯れる「ナラ枯れ」は、「ナラ類集団枯損」、「ナラ類集団枯死」とも呼ばれ、カシノナガキクイムシが繁殖のため材内に穿入し、その際、持ち込まれた病原菌(通称:ナラ菌)によって木が枯死する伝染病であります。「ナラ枯れ」の正式名称は、『ブナ科樹木萎凋(イチョウ)病』と言います。
ナラ枯れが発生する樹種
コナラ属 | コナラ、ミズナラ、クヌギ、カシワ、アベマキ、アガシ、アラカシ、ミズナラ、ウラジロガシ、シラカシ、ウバメガシ、イチイガシ |
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クリ属 | クリ、スダジイ |
シイ属 | スダジイ、ツブラジイ |
マテバシイ属 | マテバシイ |
京都府林業試験場資料引用
京都府林業試験場資料引用
京都府林業試験場資料引用
京都府林業試験場資料引用
活動概要
1)活動場所
大阪府山田池公園
公園管理者 大阪府都市整備部公園課府営公園グループ
大阪府枚方土木事務所都市みどり課
山田池公園指定管理者 ハートフル山田
代表法人(財)大阪府公園協会 山田池公園管理事務所
〒573-0167 枚方市山田池公園1-1
TEL 072-851-4761 FAX 072-866-6132
山田池公園:津之木山地区・山田池地区北側雨天樋川西側横
(公園管理事務所が指定する場所)
2)活動計画概要
2-1 活動場所
山田池地区北側雨天樋川西側横 津之木山地区周辺 カシナガトラップKMC・ペットボトル型トラップ設置2-2 活動期間
平成28年4月から10月中旬頃(予定)
2-3 活動日時
日程 : 1~2週間に1回程度、土・日・祭日の何れか
時間 : 8:30~14時迄 (作業は基本的に午前中)
人数 : 5~10人程度を予定しています。
2-4 作業方針
ボランティア参加人数に制約もありますので、津之木山地区でのカシナガ防除樹木数は28本程度とします。
- 1.トラップ設置 本数 28本
- 2.ペットボトルトラップ(捕虫器付) 87組(1ヵ所当たり:25段トラップ+捕虫器1セット)
- 3.防虫ネット被覆(巻付け) 80本程度
2-5 トラップ・防虫ネットの設置
25~30段+捕虫器を1セットとします。
3)トラップ配置計画
4)枯死木の脱出カシナガ捕獲トラップ 山田池地区北側雨天樋川西側横
昨年枯死した木から出て来るカシナガを捕獲する。
カシナガ脱出 捕獲型枠トラップ 2本
トラップ裏面が暗室となるよう、黒色シートを全面に張った。
(暗い所から明るい所に飛ぶ習性を利用する)
1箇所当たり10ヶ所のカシナガ脱出孔を設置。
それぞれにエタノールの入ったトラップを設置する。
型枠トラップ全景
5)平成28年 活動計画書
6)平成28年 山田池公園『ナラ枯れ』防除活動報告
【ダウンロード】
平成28年 山田池公園『ナラ枯れ』防除活動報告書(PDF:120KB)
【ダウンロード】