環境・社会貢献活動 | 株式会社セリオス|建設コンサルタント

ナラ枯れ防除ボランティア かもしか会(平成24年 活動計画)

会 長 : 加 田 一 之
副会長 : 須 崎  保
事務局:株式会社セリオス内
〒541-0048 大阪市中央区瓦町2-4-10-5F
担当 吉田信一
TEL 06-6222-1451 FAX 06-6222-1452
E-mail : sy.yoshida@serious.co.jp
   : info@serious.co.jp

はじめに

近年、本州日本海側を中心にナラ類集団枯損被害(以下、ナラ枯れ)が発生しています。

発生のスピードは目に見えて早く、京都・大阪と南下の一途にあります。

大阪府では、平成21年夏に高槻市で初めて被害が確認され、島本町、吹田市、交野市・枚方市等に被害が拡大しています。

この「ナラ枯れ」は、体長5mmほどの甲虫カシノナガキクイムシ(略称カシナガ)が媒介する病原菌(カビの一種)によって、ナラ類(コナラ・ミズナラなど)が集団枯死する現象を言います。

「ナラ枯れ」とは

ナラ類が集団で枯れる「ナラ枯れ」は、「ナラ類集団枯損」、「ナラ類集団枯死」とも呼ばれ、カシノナガキクイムシが繁殖のため材内に穿入し、その際、持ち込まれた病原菌(通称:ナラ菌)によって木が枯死する伝染病であります。

ナラ枯れが発生する樹種

コナラ属 コナラ、ミズナラ、クヌギ、カシワ、アベマキ、アガシ、アラカシ、ミズナラ、ウラジロガシ、シラカシ、ウバメガシ、イチイガシ コナラ
クリ属 クリ、スダジイ ミズナラ
シイ属 スダジイ、ツブラジイ スダジイ
マテバシイ属 マテバシイ マテバシイ

ナラ枯れ被害状況

高槻市梶山のナラ枯れ状況(H21年8月航空写真)
高槻市梶山のナラ枯れ状況(H21年8月航空写真)

高槻市芥川のナラ枯れ状況(H24年9月撮影)
高槻市芥川のナラ枯れ状況(H24年9月撮影)


高槻市芥川のナラ枯れ状況(H24年9月撮影)
高槻市芥川のナラ枯れ状況(H24年9月撮影)

高槻市芥川のナラ枯れ状況(H24年9月撮影))


「ナラ枯れ根絶は難しい」としても「早期発見と対策が、被害を最小限に食い止める最も有効な手段」と考え、かもしか会は「ナラ枯れ防除」ボランティアに積極的に参加しています。

現在、高槻 神峰山の森、京都 船岡山公園・建勲神社の2箇所で、「ナラ枯れ防除」ボランティアを行っています。

活動報告

先ず、勉強・学習・技術取得のため、京都府立大学大学院生命環境科学研究科森林計画学研究室、同大学森なかまサークルが実施しています、「ナラ枯れ防除」ボランティアにかもしか会が参加致しました。

「ナラ枯れ」勉強会
「ナラ枯れ」勉強会

現地実習会
現地実習会


ペットボトルトラップ・捕虫器

(京都府立大学大学院生命環境科学研究科森林計画学研究室より資料提供)


ペットボトルトラップ作成状況
ペットボトルトラップ作成状況

捕虫器設置状況
捕虫器設置状況


ペットボトルトラップ作成に当たっては、以下の方々に回収のご協力をお願い致しました。

天王寺松ヶ鼻自治会 様
PL教団金剛教会 様
株式会社セリオス社員 様(順不同です)

平成24年9月現在、約3200本(2Lボトル)の回収を頂き、『ペットボトルトラップ』に加工して使わせて頂いております。大変有難う御座いました。

トラップ補修・取替及び、来年度の防除活動のために、回収は継続させて頂きます。

今後とも皆様のご協力をお願い致します。

カシナガ飛来確認対象樹木一覧
カシノナガキクイムシ調査シート(かしながホイホイ)設置位置
ペットボトルトラップ設置位置
マスアタック発生樹木(ネット被覆)設置位置

カシノナガキクイムシ調査シート(かしながホイホイ)設置状況

  1. 昨年、カシナガの被害にあったと思われる(穿孔アタック)樹木を、踏査・選木により決める。
  2. かしながホイホイを設置する。
    (小鳥等の飛来により、粘着剤にかからないようにするため、金網防護を施す)
  3. 1週間に1回程度、カシナガの飛来確認を行う。
  4. カシナガの飛来が確認されたら、直ちにペットボトルトラップ・捕虫器(エタノール入り)を設置する。
  5. トラップを設置した木については、1週間程度に1回の割合でカシナガの捕獲数を確認する。
  6. 定期的に見廻りを行い、トラップ・捕虫器等の設置状況を確認する。

かしながホイホイ・金網防護設置状況


ペットボトルトラップ設置作業状況


ペットボトルトラップ設置状況(1)

ペットボトルトラップ設置状況(2)

マスアタック発生樹木状況(カシナガの穿孔により発生した木屑等(フラス)確認状況)

マスアタック発生樹木(防虫ネット被覆)状況(発生した木屑等(フラス)確認木に被覆)

マスアタック発生樹木:ネット被覆

かもしか会 『ナラ枯れ防除』管理番号 28・30・31・32番

注:31番は、アタックのあった場所にかしながホイホイを裏張している。


カシナガにより『穿孔』を受けた樹木

かもしか会 『ナラ枯れ防除』管理番号 13番


『ナラ枯れ』樹木状況

葉の萎凋(いちょう:なえる、しぼむ有様)

かもしか会 『ナラ枯れ防除』管理番号 10番
かもしか会 『ナラ枯れ防除』管理番号 10番

かもしか会 『ナラ枯れ防除』管理番号 28番
かもしか会 『ナラ枯れ防除』管理番号 28番


『ナラ枯れ』防除ボランティア 神峰山の森

大阪府現地状況視察平成24年9月11日(火)

大阪府 副知事以下 8名    須崎・吉田

大阪府茨木土木事務所

大阪府北部農と緑の総合事務所

小河大阪府副知事(政策企画部、環境農林水産部、都市整備部、住宅都市整備部、
         水道部、海区漁業調整委員会、内水面魚場管理委員会、収用委員会)

(須崎副会長の右側)

大阪府・高槻市・京都府他現地状況視察

現地状況視察・説明会・問題点検討会(京都府大:小林先生)

大阪府以下 4名  須崎・吉田

高槻市環境部農林課           大石主査    左側

大阪府北部農と緑の総合事務所緑地整備課 穂積主席主査  右から2人目

大阪府立環境農林水産総合研究所     馬場副主任   須崎副会長の右側

京都府森林技術センター         小林主任研究員 右側

京都府立大学大学院生命環境科学科    特別講師

捕獲カシナガ数カウント作業

船岡山公園での現地実習
船岡山公園での現地実習

神峰山の森 カウント作業状況
神峰山の森 カウント作業状況


捕虫器の清掃とエタノールの入替え状況


カシナガ数の目安(200匹)
カシナガ数の目安(200匹)

平成24年11月10日現在 167,126頭捕獲
6月から11月までの6ヶ月間のカシナガ捕獲作業は終了しました。
平成24年10月14日現在 156,018頭捕獲


神峰山の森に飛来する『カシノナガキクイノムシ』を調査し防除を行う。

【内容】

  1. カシノナガキクイムシ調査シ―ト(かしながホイホイ)を設置する。
  2. カシナガの飛来を観察する。
  3. 飛来が確認されたら、直ちにペットボトルトラップを設置する。
  4. トラップ設置後も、捕虫器に溜まるカシナガの回収、エタノールの入替え。
  5. 捕獲したカシノナガキクイノムシは数を数え記録する。
  6. マスアタックが発生した樹木にはネット被覆を行う。

かしながホイホイ設置

ペットボトルトラップ設置

マスアタック発生樹木ネット被覆


基本:縦1列にペットボトル30個+捕虫器を幹廻りに3列並べてセットする

カシナガ飛来確認対象木一覧  平成24年11月10日現在 平成24年活動終了

番号 カシノナガキクイノムシ
調査シート設置
トラップ設置 番号 カシノナガキクイノムシ
調査シート設置
トラップ設置
1 ネット被覆 撤去・回収 26 撤去・回収
2 ネット被覆 撤去・回収 27 撤去・回収
3 撤去・回収 28 ネット被覆 撤去・回収
4 撤去・回収 29 ネット被覆 撤去・回収
5 撤去・回収 30 ネット被覆  
6 ネット被覆 撤去・回収 31 ネット被覆 撤去・回収
7 ネット被覆 撤去・回収 32 ネット被覆 撤去・回収
8 撤去・回収 33 ネット被覆 撤去・回収
9 撤去・回収 34 ネット被覆 撤去・回収
10 撤去・回収 35    
11 撤去・回収 36    
12 撤去・回収 37    
13 ネット被覆 撤去・回収 38    
14 撤去・回収 39    
15 撤去・回収 40    
16 ネット被覆 撤去・回収 41    
17 ネット被覆 撤去・回収 42    
18 撤去・回収 43    
19 44    
20 45    
21 46    
22 撤去・回収 47    
23 撤去・回収 48    
24 49    
25 撤去・回収 50    

カシナガ飛来確認対象樹木一覧
かしながホイホイ・ペットボトルトラップ・マスアタック発生樹木 ネット被覆位置

かしながホイホイ設置

【 凡 例 】
カシノナガキクイムシ調査シ―ト(かしながホイホイ) 設置位置
ペットボトルトラップ設置位置
マスアタック発生樹木(ネット被覆)位置
(カシナガの穿入により発生した木屑等(フラス)が確認された場所)

神峰山の森『ナラ枯れ防除』ボランティア

ペットボトルトラップ設置パターン

ペットボトルトラップ設置については、基本的に下図のパターンで設置した。
カシナガの飛来(活動)は朝方、光が射し出すと始まると聞き、かもしか会で考えて設置した。

樹木を基準に、東側から(1)・(2)・(3)・・・と時計回りに番号を付けた。

  1. 樹木の直径が30儖幣紊蓮▲肇薀奪廚鬘核(1本30段)設置。
  2. 30儖焚爾両豺腓錬暇楡瀉屐
  3. 樹木の本数が2〜3の場合は、全体間隔により調整した。
    (注)設置のパターン図であり、諸条件により捕獲数は違ってくる。

諸条件

  • 樹種別によるもの
    (カシナガの攻撃を受けやすい樹木)
  • 日の出時の陽の射し方
    (枝・葉による阻害、周辺樹木の密度など)
  • 樹木による外因
    (樹液を出している木、蜂等が巣を作る木など)


カシノナガキクイムシ捕獲頭数 集計表


【ダウンロード】
カシノナガキクイムシ捕獲頭数 集計表(PDF:131KB)
平成24年11月10日現在 24年活動終了

神峰山の森『ナラ枯れ防除』ボランティア


【ダウンロード】
カシナガ捕獲頭数別集計内容 集計表(PDF:76KB)
平成24年11月10日現在 24年活動終了